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jp:rpi:rpi-pwr2:univ:config

(c) インストール・設定

for RPi-PWR2 univ

Raspbian Jessie対応 (2016.03.22)
Raspbian Stretch/Buster対応 (2019.12.10)


Model 2/B+への装着例 Model A+への装着例
   [Model 2/B+への装着例]      [Model A+への装着例]


(*) はじめに


  • RPi-PWR2 univを使用してのOSのシャットダウンシーケンスの起動、それに続くオートパワーオフにはソフトウェアのインストールが必要です。
  • 以下の手順はRaspbian Wheezy, Jessieを前提にしています。

3. 装着およびケーブル接続


  • Raspberry PiのP1 HeaderにRPi-PWR2 univのP1コネクタを装着します。この際、コネクタの1ピンマークを確認して下さい。

RPi-PWR2 univ Assemble w/model 2/A+/B+

  • RPi-PWR2 univ-USBの場合:RPi-PWR2 univのJ2Rコネクタ(microUSB)に5V AC-DC変換アダプタを接続します。

RPi-PWR2 univ Cabling-USB

  • RPi-PWR2 univ-DCJの場合:RPi-PWR2 univのJ2コネクタ(DC Jackφ2.1, センター+)に5V AC-DC変換アダプタを接続します。

RPi-PWR2 univ Cabling-DCJ

  • RPi-PWR2 univからRaspberry Piへの電源接続はGPIOコネクタの+5V/GND回路経由で行います。

4. 電源のオン/オフ


  • 電源の確認の際には、安全のためRaspberry PiのSDカードは取り外しておく事を勧めます。
  • RPi-PWR2 univに5V電圧を供給すると、LED(D1)が点灯します。
  • RPi-PWR2 univの電源SW:S1を押下するとLED:D2が点灯し、Raspberry PiおよびRPi-PWR2 univに電源:5Vが供給されます。
  • S1を5秒間以上押下し続けるとRPi-PWR2 univの電源制御回路が強制遮断モードとなり、S1を放した時点で電源を遮断します(強制電源終了)。

OSの正常動作確認

  • OSがインストールされたSDカードをRaspberry Piのスロットに挿入し、OSの正常起動を確認します。
  • Raspberry PiのOSをシャットダウンします(画面から若しくはシャットダウンコマンドにて)。
  • 正常にシャットダウンされると、Raspberry PiのPWR LEDのみ点灯し、他のLEDは消えている事を確認します。
  • 前述の強制電源終了を行い、動作を確認します。
  • Raspberry PiのOSがShutdownされない状態での強制電源終了はSDカード内のファイルシステムに損傷を与える可能性があるので注意すること。

5. ソフトウェアのインストール


5.1 シャットダウン時のパワーオフ用設定

シャットダウン時のパワーオフの仕組み:
OSがシャットダウンする際に、RPiがGPIO#4(RPi-B+/RPi2 J8-7)を2sec程度、Low:0とすることで、RPi-PWR2 univ上のコントローラ(PIC 12F629)はパワーオフシーケンスを起動します。シーケンスが開始されると一定時間後に、RPi-PWR2 univ上のコントローラはPower MOS FETを制御してRaspberry Piへの電源供給を停止します。

5.2 対応OS

RPi-PWR2 univ でサポートする、Raspberry PiボードとOSの対応表を以下に掲げます。

wheezy Jessie Stretch Buster
Release Name 2015-05-05 2017-07-05 2019-04-04 2019-09-26
Pi 1
Pi 1+
Pi 2
Pi 3 (✔) (✔) (✔)
Pi 3+ (✔) (✔)
Pi 4 (未検証)
制御方式 SysVinit systemd systemd systemd

各OSには複数のディストリビューションがありますが、基本的には最終のディストリビューションで検証しています。
Raspberry PiボードとOSの各ディストリビューションの詳細な対応表は以下を参照して下さい。

参考:https://en.wikipedia.org/wiki/Raspbian

注意:RPi-PWR2を、Raspberry Pi 3/3+/4に装着して使用することは可能ですが、
   消費電流に注意してご使用下さい。ご使用に関しては自己責任でお使い下さい。 

( )で括った(✔)は、電流値がRPi-PWR2の定格以下なら動作することを示しています。
基本的には、Raspberry Pi本体だけでは動作すると考えますが、Raspberry PiのUSB端子の消費電流を含めた総消費電流がRPi-PWR2の定格を超えないようにご注意下さい(電源アダプタ接続の仕様がUSB入力の場合は1.8A、DC Jack入力の場合は2.0A)。

RPi-PWR2を操作する制御方式には「SysVinit」「systemd」があり、OSディストリビューションに対応した方式でインストールする必要があります。

5.3 ソフトウェアインストール

PRi-PWR2ボードとOSディストリビューション毎にインストール方法が異なります。
以下のリンク先のインストール手順に従い、設定して下さい。

■ RPi-PWR2 univ

・Wheezy ( c-1) インストール : SysVinit
・Jessie ( c-2) インストール : systemd
・Stretch ( c-2) インストール : systemd
・Buster ( c-2) インストール : systemd


jp/rpi/rpi-pwr2/univ/config.txt · 最終更新: 2019/12/11 19:00 by 127.0.0.1